美しい芝生を保つ方法と年間スケジュール|プロが教える手入れのコツ

芝生と犬の写真

芝生は、庭の景観を大きく左右する重要な要素です。しかし、放っておくと雑草がはびこったり、枯れてしまったりすることも。この記事では、美しい芝生を長く保つための手入れ方法と、月別の年間スケジュールをわかりやすく解説します。


Contents

芝生を美しく保つ基本の5ポイント

1. 適切な芝刈り

草刈り機の写真
  • 高さを3〜4cmに保つのが理想。
  • 成長期(春~秋)は週1回が目安。
  • 刃が鋭い芝刈り機を使用。

芝刈り機は、コードの取り回しの必要のない充電式が使いやすい。
おすすめはマキタ充電式草刈機

2. 水やり

芝に水やりをする子ども
  • 夏場は朝か夕方に、1回30分程度たっぷり。
  • 表面が乾いたら水やりのサイン。
  • 自動スプリンクラーがあると便利。

3. 施肥(肥料やり)

  • 年3回が基本:春、夏、秋。
  • 窒素・リン酸・カリウムのバランスを意識。
  • 粒状肥料がおすすめ。ムラなく撒ける。

おすすめ肥料はこちら

4. 雑草・害虫対策

  • 小さな雑草は早めに手で除去。
  • 夏はコガネムシの幼虫に注意。
  • 必要に応じて専用の除草剤・殺虫剤を使用。おすすめ除草剤はこちら

5. エアレーション(土壌改良)

  • 春か秋に実施。
  • 芝生に穴をあけ、通気性と排水性を改善。
  • 軽度なら「スパイキング」、本格的なら「コアリング」。

芝生の年間スケジュール

【春(3月〜5月)】

  • 雑草の芽が出る前に除草剤を撒く。
  • 4月中旬:芝刈りスタート。
  • 5月:春の施肥とエアレーションを行う。

【夏(6月〜8月)】

  • 芝の成長が最も活発。芝刈りは週1回が理想。
  • 月1回の施肥で元気な緑色をキープ。
  • 水やりを忘れずに。朝の涼しい時間帯に。

【秋(9月〜11月)】

  • 成長は落ち着くが芝の回復に最適。
  • 9月:秋の施肥、10月:エアレーション。
  • 落ち葉の掃除も忘れずに。

【冬(12月〜2月)】

  • 休眠期。芝刈りも施肥も基本的には不要。
  • 落ち葉が積もらないようこまめに掃除。
  • 霜で痛まないよう踏みつけを避ける。

芝生の種類と特徴

種類特徴向いている場所
高麗芝  日本の気候に合い、丈夫   一般的な庭全般
野芝  強靭で踏みつけに強い   公園・校庭など
姫高麗芝  葉が細かく見た目が美しい   観賞用の庭、玄関周り
TM9(ティーエムナイン) 手入れが少なく済む高機能芝   忙しい方の家庭用庭園

失敗しない芝生管理のコツ

  • 初夏と秋に力を入れる:根張りが良くなる。
  • 水やりと芝刈りのバランスを意識:刈りすぎ注意。
  • 肥料は「少しずつ、数回に分けて」が鉄則。

よくある質問(Q&A)

Q:芝生の間に生えてくる雑草はどうすればいい?
A:こまめに抜くか、専用の芝生用除草剤を使いましょう。芝生に影響を与えにくい成分の製品を選ぶことが重要です。

Q:芝生が黄色くなってしまいました。どうすれば?
A:原因は日照不足・肥料不足・病害虫の可能性。エアレーション+追肥をまず試しましょう。


まとめ

芝生の管理は少し手間がかかりますが、きちんとスケジュールを立てて対応すれば、誰でも美しい緑を楽しめます。季節に合わせた手入れを心がけ、ぜひあなたの庭を理想の空間に育てていってください。