春におすすめの宿根草10選|初心者でも育てやすい庭づくりの味方

春になると、庭やベランダを華やかに彩る草花が恋しくなりますよね。
そんなときにおすすめなのが「宿根草(しゅっこんそう)」。

一度植えれば毎年楽しめるので、手間をかけずにガーデニングを楽しみたい人にぴったりです。
この記事では、春に植えどき&見ごろを迎える宿根草の中でも、育てやすくて丈夫なものを厳選して10種類ご紹介します。

初心者さんでも失敗しにくい品種ばかりなので、ぜひお気に入りを見つけてくださいね。

 

宿根草ってなに?一年草との違いは?

毎年咲く!手間いらずの優等生

宿根草とは、冬の寒さに地上部が枯れても、根が生きていて春になると再び芽吹く植物のこと。
対して一年草は、春に植えて秋には枯れてしまうタイプです。

宿根草は一度植えれば数年楽しめるうえ、自然とボリュームが増していくものも多く、長く庭を育てたい人にはうってつけな植物。

 

春におすすめの宿根草10選

1. クリスマスローズ(ヘレボルス)

クリスマスローズの写真
  • 開花時期:2月〜4月

  • 特徴:冬の終わりから早春にかけて花を咲かせる、シックで落ち着いた雰囲気の宿根草。花色は白・ピンク・紫・黒など多彩で、寒さにとても強いのが魅力。

  • 育て方:半日陰を好み、水はけの良い土がベスト。真夏の直射日光は避けた方が安心です。

  • おすすめの使い方:落ち着いた雰囲気のナチュラルガーデンや、シェードガーデンにぴったり。

 

2. ヒューケラ(ツボサンゴ)

ヒューケラの写真
  • 開花時期:4月〜7月(品種によって異なる)

  • 特徴:葉のカラーバリエーションが豊富で、常緑性のため通年楽しめる。ピンクや白の小さな花も咲く。

  • 育て方:半日陰〜日向でOK。高温多湿にはやや弱いので、夏は風通しよく管理。

  • おすすめの使い方:カラーリーフとして花壇の縁取りや寄せ植えに大活躍。宿根草のアクセントとしても◎。

 

3. フウロソウ(ゲラニウム)

フウロソウの写真
  • 開花時期:5月〜7月(種類による)

  • 特徴:可憐な小花が群れて咲き、茂るように広がる。耐寒性・耐暑性があり、とても丈夫。

  • 育て方:日なた〜半日陰で育ち、湿気が苦手なので水はけの良い土に。剪定すれば繰り返し咲くことも。

  • おすすめの使い方:ナチュラルガーデンの地被植物として。雑草防止にも◎。

 

4. ラベンダー

ラベンダーの写真
  • 開花時期:5月〜7月

  • 特徴:爽やかな香りと淡い紫の花が魅力。ドライフラワーやポプリにも使える人気のハーブ。

  • 育て方:日当たり・風通しの良い場所が最適。乾燥気味を好み、過湿に弱いので水やりは控えめに。

  • おすすめの使い方:花壇や玄関周りに香りを添える植栽として。鉢植えでもOK。

 

5. シャクヤク

シャクヤクの写真
  • 開花時期:4月下旬〜6月

  • 特徴:一輪でも見ごたえのある大輪の花を咲かせる“花の女王”。ピンク、白、赤など花色も豊富。

  • 育て方:日当たりの良い場所で育て、風通しに注意。植え付け時に深植えしすぎないことがポイント。

  • おすすめの使い方:フォーカルポイントとしての植栽や、切り花としても楽しめる。

 

6. アジュガ

アジュガの写真
  • 開花時期:4月〜5月

  • 特徴:地面を這うように広がるグランドカバー。青紫の花が穂状に立ち上がる姿が印象的。

  • 育て方:半日陰〜日陰でも育ち、湿気にも強い。土壌を選ばず、放っておいても増えるほど。

  • おすすめの使い方:花壇の縁や木の下など、日が当たりにくい場所にも重宝。

 

7. スズラン

スズランの写真
  • 開花時期:4月下旬〜5月

  • 特徴:鈴のような白い花がうつむき加減に咲き、甘くやさしい香りを漂わせる。

  • 育て方:半日陰を好み、湿り気のある土壌が理想。やや繁殖力が強く、増えやすい。

  • おすすめの使い方:林床風のシェードガーデンにぴったり。花束にも人気。

 

8. サルビア・ネモローサ(宿根サルビア)

サルビア・ネモローサの写真
  • 開花時期:5月〜7月(初夏)

  • 特徴:細長く立ち上がる花穂が印象的で、紫や青の清涼感ある花色。長期間開花し、繰り返し咲く。

  • 育て方:日向が大好き。風通しと水はけの良い場所に植えれば、病気にも強く育てやすい。

  • おすすめの使い方:ボーダーガーデンや花壇の背景に。ミツバチや蝶を呼ぶコンパニオンプランツとしても◎。

 

9. ペンステモン

ペンステモンの写真
  • 開花時期:5月〜7月

  • 特徴:トランペット型の花が茎に連なって咲き、華やかで立体感のある印象。ピンク・紫・白など色も豊富。

  • 育て方:日当たりと水はけの良い場所が好ましい。やや乾燥気味を好むため、水やりは控えめに。

  • おすすめの使い方:洋風ガーデンにマッチ。ボーダーや切り花としても映えます。

 

10. ラナンキュラス・ラックスシリーズ

ラナンキュラスの写真
  • 開花時期:3月〜5月

  • 特徴:光沢のある花びらが特徴の新品種。宿根性があり、通常のラナンキュラスより管理が簡単。

  • 育て方:日当たりの良い場所を好む。過湿に注意しながら水やり。夏場は休眠するため、球根を掘り上げてもOK。

  • おすすめの使い方:花壇や鉢植えで春の主役に。和洋どちらの庭にも合います。

 

宿根草を育てるときのポイント

日当たり・土壌・水やりをチェック!

宿根草は基本的に丈夫ですが、品種ごとに好む環境があります。
日陰向きのもの、乾燥に強いものなど性質を知って、植える場所を選びましょう。

水やりは、根が定着するまではしっかりと。その後は乾燥気味でも大丈夫な場合が多いです。

 

まとめ

春はガーデニングを始めるのにぴったりの季節。
宿根草なら、一度植えるだけで毎年花や葉を楽しめるので、とってもお得で楽ちんです。

あなたの庭やベランダに、春の訪れを運んでくれる宿根草をぜひ仲間入りさせてくださいね。