造園・エクステリア工事の悪徳業者を見極める6つのポイント

造園・外構業者と関わる機会の多い人はそこまでいません。そのため、庭を造ろうと考えたときに「どんな業者に工事を頼んだらいいのか?」「よい施工業者とはどんな業者のことなのか?」など、疑問がわいてきます。

悪い業者には「こちらの要望をなかなか聞いてくれない」「実績を見せたがらない」などの特徴があります。

ここでは、庭を造るにあたって「注意しなければいけない施工業者の特長」について解説します。

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他の業者の図面を見せて欲しいと言う業者

最初に「他の業者の図面を見せて欲しい」という業者には、注意が必要です。こうした業者は工事の手を抜く可能性があるためです。

例えばあなたが施工業者の営業担当と打ち合わせをした結果、「T社の提案のほうが良いから、申し訳ありませんがT社にお願いすることになりました」と断ったとします。このとき上のように他社の図面を見せてほしいとお願いしてくる業者は「図面を見せてくれれば、T社より安く工事するよ」としつこく言ってくることがあります。この提案は値下げの提案なので親切に感じたり、「他社と同じ工事を安くやってくれるなんてありがたい」と思ったりするかもしれません。

ところが悪徳業者は「T社より安く工事をする」といっていも、実際にはその図面をもとに積算(見積もり)をしていないことがほとんどです。ではなぜ安く工事をすることを確約するのかというと、「手抜き工事」をするつもりだからです。

どんな業者も、初めから赤字とわかっている工事など請け負うはずがありません。例えば、ブロックの基礎コンクリートの厚みを本来は15cmが基準なのに10cmにしたり、幅が40cmが基準なのに30cmにしたり、鉄筋の量を減らしたりという手抜き工事をすることが考えられます。

このような業者は最初は上手い話を持ちかけてくるものの、施工中や施工後にトラブルへ発展する可能性が高いのです。「約束を守らない」「施工中の態度が悪い」「クレームを言っても対応しない」など、多くの問題が発生する可能性があります。

以上のように、「他社の図面を見せてくれたら安く工事するよ」と言われたら要注意です。

簡単に値引きをする業者

造園工事をするのに工事代金を少しでも安くしたいのは当然です。そこで、提出された見積もりを

もとに値引きの交渉を行います。その際、簡単に値引きに応じ大幅に値引き(20%以上)をする業者には注意が必要です。安くしてくれたからといって喜んではいけません。この場合、もともとの見積もりがいい加減だった(吹っかけている)か、あるいは手抜き工事で帳尻を合わせようとしている可能性が高いです。

また、営業専門の社員は工事の内容や構造を理解していないことが多く、単に「安くすれば工事を請け負うことができる」という考えから簡単に値引きをして、工事を受注することに重点を置いています。

このように、安く工事を請け負った業者も利益を出す必要がありますから、手抜きをしたり材料の質を落としたりして利益を確保します。決してあなたのためを思って値引きをしているのではないのです。

もちろん、値引き交渉は必要です。ただし最初から「まけてくれ」というのはやめましょう。

相手も人ですからこう言われたいい気はしません。せっかく値引きをしようとしていても嫌になるのも当然です。

こちらの思いを素直に伝えれば、多少の値引きにも応じてくれるでしょう。また、工事の内容を検討することで価格の見直しをすることができ、工事金額を下げることも可能です。

安易な値引きには要注意です。

お客様の要望を聞こうとしない業者

業者の中には、「私たちはプロですから、すべておまかせ下さい」と言ってお客様の要望を聞かない業者もあります。良い業者であればお客様の希望を優先して、建物の配置やデザインを考慮しよい提案をしてくれるものです。

お客様の要望を聞き入れてくれないような強引な業者は、施工面でも融通がきかず、使い勝手の悪い庭になってしまう可能性があります。また、アフターサービスの面においても期待出来ないと思った方がいいでしょう。他にも、こちらの希望とは別な材料を強引にすすめてくる業者は、自社の持つ在庫を処分するためにすすめている可能性があります。

このように自己中心的で、お客様の要望を聞かない業者は要注意です。

施工実績を見せようとしない業者

工事を依頼するうえで、その業者が実際どのような工事をしたのかを見ることは大切なことです。しかし、「実際の現場を見せて欲しい」とお願いしてもいい顔をしない業者もあります。そんな業者も要注意です。完成した現場は、施工業者の商品です。普通の業者さんなら、喜んで見てもらいたいはずです。そこには、仕上げが悪いとか、お施主さんの話を聞いて欲しくないとか、何か良くないことがあるのでしょう。

また、実際の施工中の現場を見ることもおすすめします。そこで、見て欲しいことは

  • 現場は整理整頓されているか?
  • 職人の服装はちゃんとしているか?
  • 職人がくわえタバコで作業していないか?
  • お施主さんが住んでいる場合は、通路を確保しているか?
  • 近隣に迷惑をかけていないか?(工事車輌の駐車の仕方など)
  • 挨拶はしてくれましたか?

など、これらは工事の知識がなくてもわかることです。最低このくらい出来ない業者は、良い仕事が出来るとは言えません。

約束を守らない業者

約束を守らないのは論外と言っていいでしょう。担当者個人の資質あるでしょうがそのような担当者を雇っている業者自体信用出来ません。

見積りの内容に依頼したことが入っていないとか、打ち合わせの時間を守らないとか、そのようにお客様との約束が守られない業者は、職人や材料屋との打ち合わせもいい加減で結果、工期が大幅に遅れたり工事の内容も雑になったりします。また、契約内容と違った施工や修正に応じてくれないなどのトラブルを起こします。

打ち合わせ段階で、約束を守らないと気づいたら早めに見切りを付けましょう。

工事代金を全額前払い請求してくる業者

通常工事代金の支払いは、契約時、着工時、完成時(工事の規模にもよります)の三回に分けて支払います。全額前払い請求してくる業者は、資金繰りが苦しい業者に違いありません。最悪の場合、お金だけ持って逃げたり、途中で倒産したりすることも考えらるので要注意です。

まとめ

ここまで、注意をしなければいけない業者について説明しました。このような業者に出会ったら、はっきり断ることが大切です。

 

 

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